寝起きの口臭を防止するための対策
寝起きの口臭に悩まされている人は多く、家族やカップルなど自分以外の人の口臭が気になる場合もデリケートな問題であるためなかなか指摘しにくいものです。
ここでは寝起きの口臭がひどい原因やその対処法についてご紹介します。
寝起きの口臭がひどい原因について
睡眠中は起きているときよりも唾液の量が減少することで殺菌作用が低下するため雑菌が繁殖しやすい状態となり、口の中の細菌は食後3~8時間後くらいで最も増加するとされています。
これらの悪い要因が重なることで睡眠中はお口の中の雑菌が増殖してしまうため、口臭がひどくなります。
特に寝る前に歯磨きをしない人や寝る前にアルコールやニンニクといった臭いの強いものを摂取した人は雑菌が溜まりやすいため口臭もよりキツくなります。
また口を開けた状態で寝る人は唾液が乾燥してしまうため唾液による殺菌・洗浄効果が得られませんので口臭がひどくなる傾向があります。
予防法について
寝起きの口臭予防はまず寝る前に念入りに歯磨きをすることです。
朝や昼よりも時間をかけて丁寧に磨くことはもちろんですが、歯間ブラシやマウスウォッシュなどを活用することも効果的とされています。
舌についた汚れである舌苔にも雑菌が多く存在していますので、舌苔専用ブラシを使ってきれいに落とすことをおすすめします。
睡眠中の唾液の分泌を促すために水やお茶といった水分を摂取することも有効ですし、ストレスが溜まっていると唾液の分泌が減少するとされていますのでストレスを溜め込まないことも大切です。
そして起床後は朝食までの間に歯磨きをするようにして雑菌を洗い流し、朝食後の歯磨きも忘れずに行いましょう。
口臭の度合いは人により個人差が大きいですが、虫歯や歯周病を治療することでも口臭を予防することができます。
歯磨きの習慣をつけることや食べ物に気を配ること以外にも、トラブルのない口内環境を保ち口臭予防につなげたいものです。